【古民家からの手紙 第24話】那珂川町の古民家の重たい引き戸から考える、力の使い方とセルフケア
栃木県那珂川町の古民家での暮らしと身体との付き合い方を綴る「古民家からの手紙」第24話です。
この古民家では、引き戸や障子、襖が重く、軽く引くだけではなかなか動きません。身体を少し預け、動き始める瞬間に力を使う必要があります。
今回はそんな日常の動作から、「ずっと力を入れ続けるのではなく、必要な瞬間に力を使う」という身体の使い方と、椅子から立ち上がる動作を使ったセルフケアを紹介します。
スーッとは、開きません(笑)
うちの古民家の戸は、とにかく重い。
引き戸も。
障子も。
襖も。
よく見る古民家の映像みたいに、
スーッ……
なんて、まず開きません(笑)
軽く手をかけて引いても、
「…………。」
動かない。
だから、ある程度身体を預けて、
最初にグッと引く。
すると、
ようやく動き出します。
ところが面白いのは、そこから。
一度動き始めると、
最初ほどの力はいらないんです。
✉️ 古民家からの手紙
毎日よく、
「重いなぁ」
って言われるけどさ。
こっちだって、
わざと重くしてるわけじゃないんだよ(笑)
長い間ここにいて、
木が動いたり、
家が少し傾いたり。
いろんな時間を重ねて、
今の私になった。
だから、
ちょっと触ったくらいじゃ動かない。
でもね。
最初から最後まで、
ずっと力いっぱい引っ張らなくてもいいんだよ。
最初だけ、
グッと。
動き始めたら、
あとはこっちも一緒に動くから。
人の身体も、
案外そんなものなんじゃない?
🌱 ゆらりんの考え方
整体というと、
「力を抜く」
という話がよく出てきます。
もちろん、身体を休ませることは大切です。
でも、
力を使うことが悪いわけではありません。
立ち上がる。
荷物を持つ。
扉を開ける。
畑仕事をする。
私たちは毎日、
ちゃんと力を使って暮らしています。
大切なのは、
ずっと同じ力で頑張り続けることではなく、
必要なときに力を使って、必要がなくなったら持ち続けないこと。
古民家の重たい戸を開けるたび、
そんなことを思います。
身体には、
力を抜く時間もあれば、
グッと力を使う瞬間もある。
どちらか一方ではなく、
行ったり来たりできること。
それも、自分の身体が本来持っている力のひとつだと思っています。
🌿 元気になるヒント
「立ち上がる瞬間だけ、力を使ってみる」
今日は椅子から立つときに、
少しだけいつもと違うことをしてみます。
椅子に浅めに腰かけます。
足は、立ちやすいところへ置いてください。
そこから、
上半身を少し前へ。
お尻が椅子から離れる瞬間に、
足へグッと力を預けて立ちます。
そして立ったら――
その「グッ」を、
そのまま持ち続けない。
肩や手まで一緒に頑張っていたら、
「もう立ったよ」
と身体に教えるように、
少し楽なところへ戻してみます。
一回で十分です。
速く立つ必要も、
勢いよく立つ必要もありません。
膝や腰に痛みがある方や、立ち上がりに不安がある方は、無理に行わず、安定した机や手すりなどを使ってください。
今日見つけたいのは、
「正しい立ち方」ではありません。
自分は、いつ力を使って、いつまでその力を持っているんだろう?
そんなことに、
ちょっと気づいてみるだけです。
力は、悪者じゃない
身体のことを考えていると、
つい、
「力を抜かなきゃ」
と思ってしまうことがあります。
でも古民家の戸は、
力を抜いているだけでは開きません(笑)
必要なときには、
ちゃんと力を使う。
動き出したら、
その力を少し手放す。
力を入れることと、
力を抜くこと。
どちらも身体には必要です。
その間を行ったり来たりしながら、
自分にちょうどいい使い方を、
少しずつ身体と一緒に育てていけばいい。
僕は、そんなふうに思っています。
💚 LINEでは、暮らしの中でできる小さなセルフケアを
整体ゆらりんのLINEでは、
特別な道具を使ったり、
頑張って続けたりするものではなく、
椅子から立つとき、
歩くとき、
休むとき。
いつもの暮らしの中で、
身体と少し付き合ってみるセルフケアをお届けしています。
「今日はこれ、やってみようかな」
そんな小さなきっかけになったら嬉しいです^^
🌱 今日のひとこと
力を抜くことより、
力を使う場所を知る。

